2026年6月29日

こんにちは。今回は矯正治療中の調整についてのお話です。
矯正治療が始まって装置をつけたあとは、月に1度の通院で調整をおこなうことになります。なぜ月に1度で良いのでしょうか。頻度を上げて通い詰めることで矯正治療全体の治療期間が短縮される、なんてことがあったら嬉しいですよね。
歯が移動するためには骨の再構築が必要
矯正治療では歯を移動させることによって理想の歯並びに近づけていきます。
歯は骨に支えられて生えていますが、歯が移動することに伴って骨の再構築がおこります。歯の移動したい方向へ骨が吸収され、歯がいなくなったところには新たに骨が形成されます。この再構築には一定の期間が必要であるため、頻繁な調整は必ずしも治療期間の短縮につながるというわけではないのです。
矯正治療の調整が月1回で十分な理由は、歯の移動速度と骨の再構築のサイクルの生物学的特性に基づいているのです。
通常より長い間隔での調整は
研究により、調整をおこなう頻度と治療効率の関係が明らかになっています。
より長い間隔(標準の3〜4週間より長い)で患者を診察した研究では、全体的な治療期間が有意に増加しなかったことが示されており、これは現代の高性能な装置と材料の使用、および頻繁な調整が必ずしも必要ではないという事実によるものと考えられています。(引用:Appointment Frequency Versus Treatment Time.)
矯正治療の調整は月に1度程度でよい
以上の理由により、矯正治療は頻繁に調整したからといって効率よく進むというわけではありません。
ただし、個々の患者さんの歯の移動速度には大きなばらつきがあるため、月に1度程度の診察において確認し、個別化されたアプローチをおこなうことが理想的であります。
矯正治療が気になった方はぜひ相談のご予約をお取りください。お気軽に受付までお尋ねください。