2026年10月07日

「子どもの矯正は何歳から始めればいいの?」
「早く始めた方が、きれいな歯並びになるの?」
お子さまの歯並びが気になり始めた保護者の方から、このようなご質問をいただくことがあります。
実は、子どもの矯正治療は、必ずしも早く始めればよいわけではありません。歯並びや噛み合わせ、顎の成長などによって、適切な治療開始時期は異なります。
今回は、子どもの矯正治療を始める時期について解説します。
子どもの矯正は何歳から?
矯正治療を始める年齢に、すべてのお子さまに共通する正解はありません。
米国矯正歯科医会(AAO)は、遅くとも7歳までに一度、矯正歯科でチェックを受けることを推奨しています。(参考文献:American Association of Orthodontists. Benefits of Early Orthodontics: Why Start Treatment Early?)
7歳頃は永久歯への生え替わりが始まり、歯並びや噛み合わせ、顎の成長状態などを確認しやすくなる時期です。
ただし、7歳までに相談することと、7歳までに治療を始めることは別です。
検査の結果、すぐに治療を開始せず、永久歯への生え替わりや顎の成長を見守る場合もあります。
早めに相談した方がよいケース
すべてのお子さまに早期治療が必要なわけではありませんが、次のような場合には早めの相談をおすすめします。
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反対咬合(受け口): 下の前歯が上の前歯より前に出ている。
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交叉咬合: 噛み合わせが左右にずれている。
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著しい上顎前突: 上の前歯が大きく突出している。
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永久歯の萌出異常: 永久歯がなかなか生えてこない、通常とは違う位置から生えてきた。
これらは、成長期に治療を検討する場合があります。ただし、実際に治療を開始するかどうかは、原因や症状によって判断します。
早く始めればいいとは限らない理由
成長期だからこそ行える矯正治療がある一方で、早期に治療を始めることで、将来の本格的な矯正治療が必ず不要になるわけではありません。
歯並びや顎の成長の状態によっては、永久歯の生え変わりや成長を待ってから治療を始めた方が、治療期間を短くできたり、より効率的に治療を進められたりすることもあります。
また、早期治療を行っても、永久歯が生え揃った後に追加の矯正治療が必要になる場合があります。
そのため、早く始めることだけを目的とせず、治療によって得られるメリットと、お子さまの負担を考慮することが重要です。
大切なのは適切な治療時期を見極めること
子どもの矯正治療では、早期に治療した方がよい場合もあれば、成長や生え替わりを待つ方が適切な場合もあります。
はまだ矯正歯科では、お子さま一人ひとりの歯並びや噛み合わせ、成長状態を考慮し、適切な治療開始時期を検討しています。
「今すぐ矯正を始めるべき?」「もう少し待っても大丈夫?」
そんな疑問がある方も、お気軽にご相談ください。